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デジタルの塗りについて

おはようおはよう!

本日は軽めのお絵描きのお話です。


前にデジタルでこういう絵は描き方を知ってさえいれば誰でも描ける、みたいな事を描きました。

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これは今回もう一度それっぽく描いたもの。

前回の絵はこちらです。 

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 ブコメにて、描き方が知りたいとの事でしたので、それについての記事を描くつもりで講座を作ろうと思ったのですが、土日にモチベーションがあまり上がらなかったため、今回は文章のみでの描き方のお話です。

また今度作り直すからね。



手順


グリザイユで白黒イラストを描く。
乗算で全体に影を置く。
オーバーレイで色をつける。
発光で光源と反射光をつける。

たったこれだけの作業です。
時間がかかるとすれば、それはグリザイユでしょう。
デッサンをしている方なら精密で良いグリザイユが作れると思います。


乗算について。


海外のイラストレーターさんを追っかけていると、一枚イラストにはある法則が存在することに気づいてきます。
そのうちの一つは、光源の場所です。
描きたいものの後ろに光源がある場合は、描きたいものの縁に強い反射光があり、対象そのものは濃い影でできているのです。
光が強すぎればもちろん真っ白になりますので、色が乗る部分はほとんどが影の部分となります。
描きたいものの前から光源がある場合、今度は逆に縁が陰で覆われます。
この処理を施すことで、絵に一気に深みが出ます。
簡単なので今度ご紹介しますね。


オーバーレイについて


次は色をつけます。
ここですんごおおおおおおおく大切な事を一つ。
環境光が全ての色に影響します。
ファンタジーのように、緑の綺麗な光で覆われた森であれば、そこに映るもの全てが緑色です。
肌に肌色、服に茶色などを塗ってしまいがちですが、色のバランスの錯覚によって肌色を連想するだけで、景色とは一定の色合いで統一されているものなのです。
絵の具で描くときはこの色を作るのがまず大変になってきますが、デジタルはそういう面で楽ですね。
どうしても色が作りにくいときは、環境光を気にせず物体の色を先に乗せて、もう一枚環境光用のオーバーレイを重ねるといいですね。


発光について


デジタルのチート機能、発光はとても便利です。
光があるなぁってところに優しく塗るだけ。
そのあと、光の当たっているものにも発光で反射させていくだけです。



あきまん氏と村田先生のツイッターの会話について。


硬派、ちょっと辛辣で有名なカプコン(元かな?)のデジタルイラストレーターのあきまん氏と、アイシールド21、ワンパンマンなどでおなじみの漫画家村田先生のツイッターのやりとりを目にした事はあるでしょうか。
村田先生がデジタルで初めて描いて失敗した、と発言。
その後にあきまん氏が「デジタルと天才絵描きのジレンマ」というような内容に触れて解説するのですが、このお話はかなり大切な事を言っているな、と僕は感銘をうけてます。

お絵描きの時に、よく「なんとか上手いこと綺麗に描けないかなぁ」なんてぼーっと思いながらとにかくガシガシ描き進めている時があります。
あれは完全にデジタルに依存してるんですよね。
「こういう色を出したい」とした時に、イメージに近いものを探し続けてしまう。
これはつまりですね、「どんな色なのかそもそもわかってない」状態なのです。

あきまん氏は「鍵」と表現していますが、描きたいイラストってのは脳内にあるんですよね。
デジタルであーだこーだするのは、その脳内のイラストのある部屋の鍵を、たくさんのデジタルのテクニックという鍵で片っ端から試して開けようとしてるんですよ。

いずれは開くのですけどね。
元々あきまん氏がおっしゃっている「天才」というのは、この工程がないのです。
手元にあるものでいくらでも表現してしまうし、描き方にも迷いが全くない。
ですから、迷うときは「デジタルの機能でどうやったらアナログの感じが表現できるのか」という闘いの前にあります。
僕らデジタルの絵描きは「できない技術の表現」を「多彩で便利な機能」を用いてどうにかこうにか表現するんですが、天才絵描きさんは「もうある技術を再現するための機能」を「新しく模索する必要」がある為に弊害となってしまうのですね。

早い話が、「デジタルじゃ天才の表現したいことが表現できない」んですよ。

画材を一切必要としないところがデジタルの強みではありますが、逆に言えば検索機能の付いてないバラバラの図書館です。

僕は天才じゃないけど、白黒の絵ばかり描くでしょ?
デジタルには沢山の機能がついてるけど、まともに使えるのが乗算の付いた筆ツールと消しゴム、範囲選択ツール位なのです。
それも使えるようになるまで何年かかったか…。
上みたいな絵は、正直言えば適当に模索して描いてる絵だから量産できるほどの知識がありませんし、身につきません。
信用できないツールを使う位ならやらないほうがいいと、個人的には思ってます。

それと勉強するしないはまた話が別ですけどもね!



今回はここまで!